Audi 高前
南魚沼〜水上の旅　
ダイナミックな自然が生み出すロングドライブ

※本ページに掲載の写真はすべて特別な許可を得て撮影しております。

国内有数の豪雪地で雪国情緒を堪能した後は、三国街道を南下し、群馬県最北端のみなかみ町を目指します。

谷川連峰の麓、利根川源流域に位置するみなかみ町は、まさに山と水の楽園。Audi e-tron Sportbackで三国街道の壮大な景色を走り抜け、みなかみ町のダイナミックな自然の息吹を体感してきました

新潟県湯沢町から、みなかみ町までは約50キロ。あいにくこの日は雨模様でしたが、晴れていれば両サイドに山々が迫り、四季折々の美しい眺望を見せてくれる三国街道。山間部の道でありながら、カーブも緩やかでドライブに最適なルートです。紅葉の季節には色づき始めた木々たちに出迎えられながら、赤い大きな新三国大橋をはじめ、大小様々な橋を走り抜けることができます。この日お天気は優れなかったものの、濡れた路面でも抜群の安定感でドライビングすることができ、図らずもAudi e-tron Sportbackの走行性、居住性を体感できた道中となりました。

現在の国道17号である三国街道は、中山道の高崎から三国峠を越え、北陸街道の寺泊を結ぶ街道です。江戸時代には主要な脇往還として参勤交代などの往来も激しく、街道沿いの宿場町は多くの人でにぎわいました。現在は関東・新潟間の大動脈として、重要な交通路になっています。

国道17号のロングドライブを楽しんだ後、充電も兼ねて立ち寄ったのが、みなかみ町の玄関口にある「月夜野矢瀬親水公園」です。利根川の河川敷を利用した公園では、水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」や水車、吊り橋などのほか、芝生広場や遊具も整備されているので、親子でのんびり過ごすには最適のスポットです。もちろん、ドライブの休憩スポットとして利用する人も多く、多彩な楽しみ方ができる道の駅です。

まずは、駐車場そばにある農産物直売所「月夜野はーべすと」へ。地元産の新鮮な野菜や果物がずらりと並んでいます。農産物と並んで、お店の一押しが「つきよの納豆」だそうです。

また、公園を訪れたら、ぜひ、足を運んでほしいのが園内にある国指定の「矢瀬遺跡」。縄文時代の水場や祭りの場、住居を復元していて、まるでタイムスリップをしたかのような風景が広がっています。このほか、散策道やバーベキュー棟も整備されているので、思い思いの時間が過ごせます。

月夜野矢瀬親水公園から国道291号を北上していくと、一際目を引く個性的な形の橋が現れました。みなかみの新名所、「諏訪峡大橋」です。水上温泉郷の入り口にある諏訪峡大橋は、斜めに張ったケーブルで橋桁を支える斜張橋（しゃちょうきょう）。橋からジャンプする「ブリッジバンジー」発祥の地といわれており、高さ42mを落下するバンジージャンプで有名な橋です。

また、橋からの眺めも圧巻。エメラルドグリーンの利根川の清流を眼下に眺めつつ、正面に目を転じれば、雪を頂いた谷川連峰。木々が色づいた秋は、一幅の絵画のような美しい景色を見せてくれます。

諏訪峡大橋周辺には遊歩道が整備されているので、近くにある道の駅「水紀行館」などに車を停めて、のんびりと川沿いを散策するのもおすすめです。利根川の激流で侵食された岩畳「竜ヶ瀬」、20mの落差がある「玉簾の滝」、谷川岳が望める「笹笛橋」など、遊歩道は見どころ満載。雄大な谷川岳をはじめとする壮大な山々と美しい川が織りなす自然のショーを心ゆくまで味わうことができます。

大自然の懐の深さを体感しようと、さらに奥地へと車を走らせること40分。鬱蒼とした木々の間から見えてきたのは、独特の表情をした巨大な建造物。土と石で造られた、ロックフィル式の「奈良俣ダム」です。堤頂高は158m。綺麗に積まれた石の斜面を下から見上げると、芸術性を感じさせる圧巻の景観が目の前に迫ってきます。

さらに車を走らせ、奈良俣トンネルを抜けて左手にあるダムサイトへ。ダムサイトにはダム資料館やドーム型の飲食・売店「奈良俣サービスセンター」、展望台などがあります。展望台に上って奥利根の大パノラマを眺めたり、サービスセンター内にある軽食コーナーで奈良俣ダムの形を模した「ダムカレー」を味わったり、ダム湖畔に設けられた散策路（※）で、迫力ある石積みを間近で見たりと、楽しみ方はさまざま。

一方、トンネルを抜けて右手に進むと、ならまた湖畔に行けます。ならまた湖では水上アクティビティも盛ん。カヌーに乗って、澄み切った空気と冷涼な風に包まれながら、色鮮やかな山々を湖上から眺めるのも贅沢なひととき。自然の偉大さ、優しさを五感で味わうことができます。

※ダムサイトは現在工事中→遊歩道開通は要確認（2023年4月予定）詳しくは公式HPをご覧ください。

みなかみの大自然でリフレッシュした後は、再び奥利根湯けむり街道を水上温泉郷方面へ進み、蛍雪の宿「尚文」へ向かいます。木々の中にひっそりと佇む温泉宿へ一歩、足を踏み入れた途端、年季の入った天然木の優しい温もりに包まれます。贅を尽くした客室、個性豊かな貸切風呂、地元食材をふんだんに使った滋味豊かな山人（やまびと）料理…日常を忘れて、贅なる時間に心ゆくまで浸ることができる、大人旅におすすめの温泉宿です。

ここでしか味わえない「山人料理」が尚文の魅力。現役の漁師である料理長が生産者から直接仕入れた食材で腕を振う料理の数々は絶品です。

奥利根の山や利根川の幸、近隣の田畑の「みなかみ野菜」などを使った山人料理は、水上の大地の恵みそのものを味わっているよう。採れたての野菜や川魚、山菜やキノコ、「尾瀬ドリームポーク」「上州麦豚」「赤城地鶏」など、群馬県の美味をダイレクトに味わえる山人料理は一度食べたら、しっかりと記憶に刻まれる“田舎のご馳走”です。

※本ページに掲載の写真はすべて特別な許可を得て撮影しております。